皆さんこんにちは。長崎駅前の交通会館ビル5階で開業しております、稲澤歯科医院です。
短い夏が終わり、秋が来ました!まだ昼間は暑いですが、朝夕が少し肌寒くなってきましたね( ˘•ω•˘ )季節の変わり目で体調を崩しやすいので十分注意しましょう。
さて、今回は私が歯科衛生士として皆様と向き合っていく中での永遠のテーマである、「日本人の歯に対する意識」についてお話します。
患者様とお話していてよく耳にする言葉があります。
それは「もう歳やけん」という言葉です。歯が悪くなっていくことも、今後のケアに対しても歳のせいにして諦めている方が多いように感じます。本当にそうなのでしょうか?
実はこの考えは日本人特有なのです。歯の健康に力を入れているスウェーデンやアメリカでは80歳になっても歯が20本以上残っている方が多いのです。それに対して日本人は10本も残っていない方がほとんどなのです。
8020運動が達成できていない方が多いのが現状です。その背景には、日本人の歯に対する意識の低さが問題としてあります。どういうことが簡潔に言いますと、予防に力を入れているかどうかという違いがあるのです。
日本以外の先進国では、歯科は予防で通う場所という考えですが、日本では歯科は「治療をする所」「トラブルがあれば行く所」という考えが根付いています。世界屈指の先進国であるはずの日本は、残念ながら歯の管理においてはかなり遅れをとっているのです。
スウェーデンやアメリカで定期検診を受けている人が80%~90%に対し、日本はたったの10%未満しかいないのです。
そもそも、トラブルが起きてから歯科へ行くから、痛い思いや怖い思いをするのであって、予防のために歯科へ行けば痛いこともなくスッキリするのです!!また、定期検診を受けている人は、受けていない人に比べると生涯かかる身体全部の医療費が大幅に削減できることは世界的にも証明されています。
ここまで読んでいかがでしょうか?
日本人は自身の歯にもっと優しくするべきなのです。海外では、身なりをブランド物等で飾っているのに歯が汚い人はだいたい日本人だと言われるくらいです。歯も身だしなみの一部なのです。我々日本人も頑張りましょう!!( `―´)ノ
少しでも「歯科=予防する所」だという考えが定着することを願っています。