長崎市長崎駅前の交通会館ビルの5Fで開業しております、稲澤歯科医院です。
今回は、「」という聞きなれない言葉ですが、その「口唇閉鎖不全」に起因する虫歯に関することをご紹介してみます。
ハローウィンが終わるとすぐに、街中がクリスマスムードに突入しました。
そしてすぐにお正月へと移っていくのでしょうね。
歳を重ねるたびに一年の速さが3ヵ月に感じます。1日1日を大切に過ごしましょう。
口唇閉鎖不全と虫歯のリスク
さて、本題に入りまして、「口唇閉鎖不全」という言葉を聞いたことがありますか?
これはいわゆるリラックスしている時に無意識にお口がポカーンと開いた状態になっていることです。
主な原因としては口元の突出が考えられます。このような方は無理に口を閉じようとすると顎に梅干し状のしわがよります。
他にも口元の筋力が弱かったりすると常に口元が開いた状態になります。
見た目だけの問題なら特に積極的な治療は必要ないかと思いますが、口唇閉鎖不全により虫歯や歯周病のリスクが高まるため、治療をした方が良いでしょう。
虫歯のリスクが何故高まるのか
なぜリスクが高まるのかというとお口が常に開いていると乾燥します。
唾液には初期の虫歯を治そうとする力や抗菌作用がありますが、それがうまく機能しなくなります。
また、乾燥により口臭がひどくなります。ではどのような治療があるかというと口元の突出に対しては主に矯正治療を行います。
場合によっては保険適応になりますので1度診てもらうと良いでしょう。口元の筋力低下によるものであれば口腔筋機能療法というトレーニングで改善することが可能です。これもかかりつけ歯科医院で相談してみましょう。
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